• 検索結果がありません。

2009年版 CSR・社会環境報告書 | 日本製粉株式会社

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "2009年版 CSR・社会環境報告書 | 日本製粉株式会社"

Copied!
46
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)
(2)

C O N T E N T S

日本製粉グループ情報...

2

事業セグメント...

3

トップメッセージ...

5

特 集

●日本製粉グループの CSR 重要課題を考える...

7

企業統治と内部統制

●コンプライアンス...

9

●コーポレートガバナンス...

11

●リスクマネジメント...

12

社会と日本製粉

●お客さまのために...

14

●お取引先さまとともに...

19

●株主・投資家さまとともに...

20

●従業員とともに...

21

●地域社会とのかかわり...

25

地球環境と日本製粉

●環境目標と実績...

30

●マテリアルバランス...

31

●環境マネジメント...

32

●地球温暖化防止...

34

●物流における環境負荷低減...

36

●廃棄物等総排出量・最終処分量の削減...

37

●環境リスクへの対応...

39

●商品の環境配慮...

40

●オフィスにおける環境負荷低減...

41

●環境コミュニケーション...

42

●環境会計...

43

第三者意見...

44

編集方針

 本報告書の編集にあたっては、GRI の「サステナビリティ レポーティングガイドライン 2006」に示される報告原則に 基づき、重要性、ステークホルダーの包含性、持続可能性の状 況、網羅性の観点から報告内容を検討しました。

 日本製粉グループの経済・ガバナンス、社会、環境の各側 面における CSR の重要課題を検討するための予備的な取り 組みとして、当社グループの重要なステークホルダーである 従業員へのアンケートを実施しました(p.8)。このアンケー ト結果に基づき、特に関心度や重要性の認識の高い項目を網 羅するように報告内容を決定しました。 

対象期間

2008 年 4 月 1 日から 2009 年 3 月 31 日まで

※一部2009年4月以降の活動や、将来に関する予測・予想・計画も含 んでいます。

対象組織

日本製粉株式会社および当社の製造部門を分社化したニップ ン冷食株式会社、オーマイ株式会社

対象分野

企業統治と内部統制の状況、社会的側面および環境的側面

参考にしたガイドライン

●GRI(GlobalReportingInitiative)

「サステナビリティレポーティングガイドライン2006」 ●環境省「環境報告ガイドライン(2007 年版)」

発行日

2009 年 8 月

これまでの発行と次回発行予定

 日本製粉株式会社では、事業活動における環境保全の取り 組み状況を、広く皆さまにご説明することを目的に、2000 年に「環境報告書」を初めて作成しました。2002 年以降、毎 年発行しており、2005 年から社会的側面の報告を加えて、 名称を「社会・環境報告書」に改めています。

 次回発行は、2010 年 8 月を予定しています。

 将来に関する予測・予想・計画について

 本報告書は、「日本製粉株式会社とその関係会社」(日本製粉グループ)の過去と現在の事実だけでなく、将来に関する予測・予想・計画 なども記載しています。これらの予測・予想・計画は、記述した時点で入手できた情報に基づいているため、これらには不確実性が含ま れています。従って、将来の事業活動の結果や将来に惹起する事象が、本報告書に記載した予測・予想・計画とは異なる可能性があります。 読者の皆さまには、この点をご承知いただき、本報告書をお読みください。

(3)

売上高

1 株当たり純資産

経常利益

従業員数

連結子会社数

1 株当たり当期純利益

セグメント別売上高

2

SUSTAINABILITY REPORT 2009

会社概要

小樽工場

本店

千葉工場 竜ヶ崎工場

横浜工場

中央研究所・加工技術研究所 厚木工場

名古屋工場 高崎工場

神戸甲南工場

加古川工場

大阪工場

福岡工場

日本製粉株式会社

ニップン冷食株式会社

オーマイ株式会社

0 10 20 30 (円)

(円)

7,605 7,620 7,605 7,620 200,000

0 100,000 300,000 (百万円)

0 4,000 8,000 12,000 (百万円)

2004 2005 2006 2007 2008 2004 2005 2006 2007 2008 2004 2005 2006 2007 2008

(年度)

(年度) (年度) (年度)

年度

連結 単体

連結 単体

連結 単体 連結 単体

製粉事業

食品事業 その他事業

    

224,360

6,205 5,661 5,207

6,714

10,442 27.77

22.51 21.15 16.84

21.82 25.64 28.43

24.66 22.62

28.89

28.43 28.89

6,578 6,729 9,736

157,791 157,824 157,722

165,902190,319 227,421239,575

250,719

276,797 (円)

0 200 400 600 (円)

(百万円) (百万円)

2004 2005 2006 2007 2008(年度)

(年度) (年度) (年度)

年度

連結 単体

連結 単体

連結 単体 連結 単体

製粉事業

食品事業 その他事業

    

501.60

482.23 560.35 553.19 509.95 488.26 590.39 592.48

549.13 521.77

(円)

(円)

(百万円) (百万円)

(年度)

(年度) (年度) (年度)

2008年度 276,797 連結 単体

連結 単体

連結 単体 連結 単体

製粉事業

109,280 39.5%

食品事業

138,716 50.1%

その他事業

 28,800

  10.4%

年度 2004 2005 2006 2007 2008

連結 2,381 2,467 2,558 2,549 2,569

単体 905 924 915 892 901

年度 2004 2005 2006 2007 2008

連結子会社 36 36 39 37 36

持分法適用 11 14 14 15 15 (名)

(百万円)

(出向者を除く)

(社)

本  店 〒 151-8537 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-27-5

設  立 1896 年(明治 29 年)12 月

資 本 金 122.4 億円(2009 年 3 月 31 日現在)

事業内容 小麦粉およびプレミックス、パスタ、冷凍食品など二次加工食品の製造販売、 中食(弁当・総菜)事業、ペットフード事業、生活関連事業、バイオ関連事業など

営業拠点 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡

海外拠点 米国、タイ、中国 ★

(4)

事業セグメント

ペットフード、エンジニアリング、健康食品やバイオテクノロジーなど、製粉・食品事業 を基盤として培った豊富なノウハウを活かして、先進的に多様な分野へ事業を展開して います。また、商品やサービスをより迅速・快適に提供するため、物流機能、情報機能 を強化するグループ会社を設けています。

日本製粉は日本初の近代的機械製粉会社として誕生して以来、小麦粉の安定供給と品 質向上に努め、製粉産業をリードしてきました。豊富なラインアップの小麦粉をはじめ、 ふすまやそば粉など、多岐にわたる商品を取り扱っています。

日本各地に製粉工場を配置して、衛生的かつ効率的な生産を行っています。

日本初の製粉会社として、伝統と最新の技術で時代のニーズに応えます

食材、加工食品、冷凍食品、中食・・・多様な領域で食生活を支えます

広い視野で将来の可能性を見据えて事業展開をしています

● 製粉会社ならではのノウハウを凝縮した商品を提供します

自社で製粉した高品質な小麦粉を用いたホットケーキミックスや天ぷら粉など のプレミックスをはじめ、コーングリッツや上新粉などの業務用食材を扱ってい ます。原材料段階からの徹底した品質管理のもと、優れた二次加工性を追求し、 多様なニーズに応じた最適な商品づくりに努めています。

● オーマイブランドで食卓を彩ります

家庭用商品でおなじみのブランド「オーマイ」は、昭和 20 年代末に当時の米不 足を補うために製造した、小麦粉を粒状加工した人造米の「王米(オーマイ)」か ら名付けたブランドです。

現在でも名付けた当時の思いを受け継ぎ、お客さまの声を真摯に受け止め、「お いしく、便利で、健康」な商品で食卓を彩ります。

● これまでの常識を覆す「おいしさの追求」を実践します

冷凍食品は、業務用・家庭用ともに現在の食生活に欠かせないものとなってい ます。冷凍食品のもっとも優れた点である簡便性は当然のこと、「おいしさ」に ついてもこれまでの冷凍食品のイメージの一掃を図ります。「オーマイプレミア ム」シリーズに代表されるこれからの当社の冷凍食品に、一層ご期待下さい。

● 実は身近なところで食生活を支えています

外食と内食(家庭内での調理による食事)の中間に位置するものが、弁当や惣菜 などに代表される「中食(なかしょく)」です。家庭での調理の手間を掛けずに、 家庭で手作りした食事に勝るとも劣らない味をお届けするという使命に応え、 「おいしさ・安全・健康」にこだわった食品の開発・生産を行っています。

(5)

4

SUSTAINABILITY REPORT 2009

無印:連結子会社   ※1:非連結子会社で持分法適用会社   ※ 2:グループ会社で持分法適用会社   矢印:製品・サービスの流れ 

販売

販売

販売

販売

販売

販売 販売 販売 販売

販売

販売

販売 販売

販売

販売

販売

施工

サービス提供

サービス提供 販売

原料供給

原料供給

原料供給

原料供給

販売 販売 販売

販売

販売

販売

原料供給

原料供給 原料供給

販売 販売

ニップン商事(株)

小麦粉等の販売

(株)ニップン商事コーポレーション

小麦粉等の販売

鈴木(株)

小麦粉等の販売

丸七商事(株)

小麦粉・プレミックスの製造、販売

製粉(株)※2

冷凍食材、食品類の販売

日本リッチ(株)

味付け油揚げ等の製造、販売

オーケー食品工業(株)※2

弁当等中食関連食品の製造、販売

(株)ファーストフーズ

健康食品の販売

日本デイリーヘルス(株)

バイオ関連機材の販売

ニップンテクノクラスタ(株)

ドーナツショップの経営

ニップンドーナツ(株)

ドーナツショップの経営

ニップンドーナツ関西(株)

パスタ類の製造、販売

オーマイ(株)

プレミックスの製造、販売(海外のみ)

上海日粉食品有限公司

パスタ類の製造、販売

Pasta Montana, L. L. C. プレミックスなどの販売(海外のみ) Nippon Flour Mills (Thailand) Ltd.

プレミックスの製造(海外のみ) NIPPN (Thailand) Co.,Ltd.

冷凍食材、食品類の製造、販売

ニップン冷食(株)

冷凍食品、加工食品類の製造、販売

エヌエフフローズン(株)

ペットフードの製造、販売

エヌピーエフジャパン(株)

食品関連プラントの設計、施工

ニップンエンジニアリング(株)

情報処理サービス

(株)日本製粉システムセンター

物流サービス

(株)ニップンロジス ※1

(6)

トップメッセージ

 「社会・環境報告書 2009」をお届けするにあたり、ご挨拶申し上 げます。

 地球温暖化による異常気象や自然生態系の破壊など、環境問題 がますます深刻化する中、2008 年から「京都議定書」の第一約束期 間として、温室効果ガス総排出量の削減に向けたグローバルな取り 組みが開始されています。

 改正省エネ法、改正食品リサイクル法などの新たな環境に関する 法令が次々と検討、施行されており、企業においては、その果たす べき役割がより具体化し、重要となっています。

 また、環境問題ばかりではなく、金融商品取引法が定める内部統 制報告制度もスタートしており、さまざまな側面から企業として社会 的責任(CSR)を重視した経営と、それにかかわる情報開示が強く 求められています。

 日本製粉グループは、こうした社会の要請に対応するべく、「社会・

環境委員会」のもとに内部統制部会と環境部会を置き、組織整備を 進めてきました。その一方で、当社グループの役員・従業員一人ひ とりが果たすべき責任を主体的に考え、行動する風土を醸成するた め、当社のめざす姿を示した「行動規範」と、遵守すべき事項を明 文化した「行動指針」を策定しています。

 また、食品業界では、偽装表示・不正流通・有害物質の混入が 相次ぎ、消費者の食品に対する「安全・安心」への不安は依然とし

て解消されていません。当社グループは、「安全・安心」をお客さま

に提供するため、これまでも、商品開発体制・品質管理体制の充実 を進めてきました。今後も引き続き、素材調達から製造、流通、そし て消費に至るサプライチェーンの全段階で安全を期すための体制の 構築と、商品の安全性をお客さまに提示し、安心していただくために 努力をしてまいります。

 わが国初の近代的製粉会社として誕生した当社は、お客さまに 「信頼され評価される企業」であり続けることで社会に貢献してきま した。創業から今日まで、お客さまのニーズに応え、新しい食のスタ イルを常に提案し、日本の食文化を1世紀以上にわたってリードし てきました。これからもお客さまからの信頼を経営基盤として、変 化する時代に対応しながら「企業の社会的責任」を果たし、多角的 な食品企業をめざして持続的成長を続けてまいります。

 本報告書では、当社グループの社会的責任にかかわる活動の一 端を報告しています。当社グループへのご理解を深める一助として いただくとともに、率直なご意見をいただければ幸いです。

日本製粉(ニップン)

の使命

日本製粉

(ニップン)

は、

すべての

お客さまから信頼される企業と

して、力強く成長しつづけます。

すべてのお客さまに、ご満足い

ただけるように日々努力をし、関

係するあらゆる分野で、競争力

のある、もっとも優れた商品と

サービスを提供し、社会に貢献

しつづけます。

変化する時代の中で

「信頼され評価される食品会社」であり続けるために

(7)

6

SUSTAINABILITY REPORT 2009

 食品業界は、少子高齢化による国内マーケットの減少傾向を背景

とした激しい販売競争や、「食の安全・安心」に対するニーズの一層

の高まりに加え、食品原材料の価格変動や安定確保競争激化が重 なっており、今後の事業環境は一段と厳しくなるものと思われます。こ のような状況の中、現在、日本製粉グループでは企業の「Sustainable Growth(持続的成長)」を確かなものとするため、2008 年 4月を起点 とする2 年間の「08/09 新経営計画 SG100」に取り組んでおります。

 これらの目標を達成し、当社グループが持続的に成長していくために は、企業の社会的責任(CSR)を果たしていくことが不可欠であります。

当社グループでは、「わたくしたちは、社会の良き一員として、正しい行

動をとりつづけます」という理念を掲げ、取り組んでいます。

 当社グループはこうした認識に立ち、「社会・環境委員会」が中心

となって活動方針を決定し、その方針のもとグループ全体での取り組

みを推進しています。「内部統制室」は、会社の制度および規程の整

備・運用や、業務執行の承認手続き、管理基準の整備などリスク管 理の状況を監査しています。

 2008 年度は、CO2排出量削減目標の設定をグループ会社へも広

げ、環境に対する管理体制を確立させるグループ会社の範囲を拡大 しました。

 また、CSRについての社内アンケートを実施しました。これにより、当 社グループにとって重要性の認識・関心度の高い項目を明確にし、全 従業員が一丸となってCSRのレベルアップをめざします。

 当社は「おいしい食文化」を創り出す多角的食品会社として、「食」

が健やかな心身を育む基礎であるという「食育基本法」(2005 年 7月

施行)の理念を支持しており、安心なブランドで安全な製品をお届け し、今後も豊かな食文化を継承していくため、さらなる努力をしていき ます。また、食に関わる会話をもとに楽しい食卓を囲めるように、食を 通じて日本の未来を担うこどもたちの心身の成長や人格の形成に役立

つ、「食育活動」に積極的に取り組んでいます。

 2008 年度の具体的な取り組みとしては、新宿の「タカシマヤ タイム ズスクエア フェスティバル」の食育啓発ゾーンに出展したほか、全国 規模で開催される「小学生パティシエ選手権」に協賛を行っています。 今後も、食育基本法の理念に基づく活動を推進していきます。  本報告書に記載した当社グループの現状は、未だ不十分なものと自 覚しています。今後も会社が直面する諸問題を解決していくための取 り組みを積み重ねることで、ステークホルダーの皆さまから信頼される

企業をめざします。

わたくしたちの理念

わたくしたちは、わたくしたち

の商品とサービスを通じて、

お客さまと感動をわかちあい

ます。

わたくしたちは、現状に満足

することなく、つねに改良、改

善、そして改革に挑戦し、新

しい時代をきりひらきます。

わたくしたちは、一人ひとりの

力が最大限発揮でき、成果が

正しく評価される環境を作り、

その中で持っている力をだし

きります。

わたくしたちは、社会の良き一

員として、正しい行動をとりつ

づけます。

(8)

 日本製粉グループは、優れた商品・サービスを提供 するだけではなく、商品の安全性確保や環境保護、人 権擁護、適正な労働慣行の実践など、さまざまなス テークホルダーの皆さまに対する「企業の社会的責任 (CSR)」を着実に果たすべく「社会・環境委員会」を 組織しています。「社会・環境委員会」は、CSR 担当 役員を委員長とし、当社の専務取締役および常務取締 役、日本製粉労働組合書記長で構成され、委員会の下 に「環境部会」および「内部統制部会」(2009 年度か ら「CSR 部会」に改組)を設置しています。主な活動 内容は、行動規範・行動指針改訂の起案や、具体的な CSR 活動計画の立案・実施、各事業場別の活動計画 の立案および進捗状況の確認、さらには CSRに関する 活動効果の検証などです。

 2008 年度は、全社共通の CSR 活動課題として「秘 密情報管理の徹底」を取り上げました。これに従い、各 事業場では「営業秘密管理基準」に基づき秘密情報を 区分し、またそれらの秘密情報が基準どおり管理され ているか自主点検を行い、社会・環境委員会事務局へ 報告を行いました。

 また、各部署・各事業場ごとに、日本製粉行動規範 に対応する行動指針から、自らの事業場が重要と考え る課題を一つ以上自主的に設定することとし、取り組み 計画に基づいて実践しました。取り組み計画の達成状 況は、年末時点で評価・報告しました。計画の進捗結 果は、概ねすべての事業場で「実施済み」となりました。

事業場別自主的取り組み課題

に対応する行動規範 実施件数

 すべてのお客さまに安全で高品質な商品・ サービスを提供しつづけます。 46  常にお客さまの信頼を得られるように

日々努力をつづけます。 35

 常にチャレンジ精神を持ち、成長しつづ

けます。 26

 安全に働ける職場環境を確保すると共に、 個々の従業員の人格、個性を尊重します。 21

 高い倫理意識を持ち、法令を遵守します。 22

 環境問題に真摯にとりくみます。 29

 国際社会の一員として、国内外の地域発

展に努めます。 15

日 本 製 粉グル ープのCSR重 要 課 題を考える

特集

CSRマネジメントシステム

2008年度のCSR活動総括

ステークホルダーの皆さまから信頼される企業をめざし、

CSR 活動を推進しています

3 1

2

4

5

6

7 ■社会・環境委員会 CSR マネジメントシステム(2008 年度)

■事業場別 CSR 取り組み課題の実施状況

取締役会

内部統制部会 環境部会 監査役

社長

社会・環境委員会 委員長:CSR 担当役員

(9)

※ 1グローバルコンパクトの 10 原則:国連が提唱する「人権」「労働」 「環境」「腐敗防止」から構成される原則です。

※ 2SRI:SociallyResponsibleInvestment(社会的責任投資)

8

SUSTAINABILITY REPORT 2009

●経済的パフォーマンス...p.2

●企業倫理...p.9 -10

●法令遵守...p.9 -10

●内部統制...p.11

●サプライチェーン・マネジメント...p.14 -19

●公正な取引...p.19

●雇用創出・雇用維持...p.21 

経済・ガバナンス分野の重要項目

●品質管理...p.14 -19

●適正な食品表示...p.15

●顧客満足(CS)向上...p.18

●労働安全衛生...p.24

●食育...p.27- 28 

社会分野の重要項目 ●環境マネジメントシステム...p.32

●省エネルギー...p.34 - 36

●温室効果ガス排出抑制...p.34 - 36

●廃棄物の抑制・資源循環...p.37 - 38

●食品リサイクル...p.38

●環境コミュニケーション...p.42

環境分野の重要項目 日本製粉グループが一丸とな り発展し、従業員が家族とも ども安心して生活できる会社 であってほしい。

社会

環境

経済

ガバナンス

日本製粉グループの

CSR

環境の保全も食品会社の 社会的責任だと思います。

 日本製粉グループにとっての重要な課題を考える ための予備的な取り組みとして、重要なステークホル ダーである従業員へのアンケートを実施しました。  アンケート調査票の作成にあたっては、当社グルー プの企業理念、経営計画のほか、GRIガイドラインの 標準開示指標、GRI の食品製造セクターの調査報告 書、国連グローバルコンパクトの 10 原則※ 1、SRI※ 2 格付け機関の評価項目、国際的な社会的責任規格であ るISO26000 のドラフト版などを参考に当社グルー プの事業に関わりのある内容を検討し、経済・ガバナ ンス分野、社会分野、環境分野について全 92 項目に

絞り込んだリストを作成しました。これらの項目のうち、 当社グループの CSRにとって重要な課題を選択して いただきました。アンケート調査票は、国内 49 サイト に配布し、回収された調査票を集計しました。この結 果、概ね 1/3 以上の回答者に選択された項目を分析し たところ、以下のような項目が当社グループの CSR 重 要課題として抽出されました。本報告書は、このような プロセスで抽出された重要課題について重点的に報告 しています。

オーマイ加古川工場 マネジャー安福崇彦

食品素材事業部 次長津田尚之 開発部

主幹竹内祥

(10)

企業統治と内部統制

 

コンプライアンス

 企業の社会的責任(CSR)に対する関心は、安全で高 品質な商品の提供、ルールの尊重、環境保護、人権の尊 重、地域社会への貢献など、幅広い分野に及びます。  日本製粉では、「行動規範」と、遵守すべき事項を明文 化した「行動指針」を策定し、お客さま、お取引先さま、 株主・投資家さまなど、当社を取り巻くさまざまなステー クホルダーの皆さまからの信頼に応えていくために、こ の行動規範、指針の遵守を徹底するコンプライアンス活 動を推進しています。

 2003 年 11 月、当社はコンプライアンス活動の社内 における周知・徹底を図るため、「行動規範」「行動指針」 の内容を解説した「企業社会責任ハンドブック」を作成し、 当社、ニップン冷食、オーマイの全従業員・役員に配布し ました。(2007 年 3 月には、社会・環境委員会の組織 変更を織り込み、改訂版を発行しました。)

 さらに、2003 年 12 月から2004 年 4 月にかけて、 全事業場で「行動規範」「行動指針」の周知徹底を図るた めの講習会を実施し、あわせてハンドブックの各項目の 実施状況などに関するアンケートを行いました。この集 計結果をもとに、行動の実施目標を事業場ごとに設定し、 2004 年 10 月から全事業場で活動しています。

基本的な考え方

■行動規範

「行動規範」

「行動指針」の徹底

行動規範・行動指針

http://www.nippn.co.jp/company/code/index.html

行動規範・行動指針の徹底のため、

全事業場で行動計画を定めて活動しています

CSR 研修

行動規範 すべてのお客さまに安全で高品質な商 品・サービスを提供しつづけます。

行動規範 常にお客さまの信頼を得られるように 日々努力をつづけます。

行動規範 常にチャレンジ精神を持ち、成長しつづ けます。

行動規範 安全に働ける職場環境を確保すると共 に、個々の従業員の人格、個性を尊重し ます。

行動規範

高い倫理意識を持ち、法令を遵守します。

行動規範

環境問題に真摯にとりくみます。

行動規範 国際社会の一員として、国内外の地域発 展に努めます。

3 1

2

4

5

6

(11)

10

SUSTAINABILITY REPORT 2009  当社グループは、法令違反や社内不正など、企業倫理

や法令に抵触する行為を防止もしくは早期発見し、是正 することを目的として、当社およびニップン冷食、オーマ イの全従業員および役員・パート・アルバイト・派遣社 員が相談もしくは通報することのできる「企業倫理ヘル プライン」を 2003 年 10 月に設置しました。こうした 相談・通報は各所属部署の役職者に対して行うのが原則 ですが、相談・通報者本人が支障があると判断した場合 に、ヘルプラインを活用することができます。本制度の 運用にあたっては、通報者保護の観点から、通報したこ とによって不利益を被らないよう、運用規程を定めてい ます。2008 年度は、ヘルプラインの利用はありません でした。

 当社では、2005 年 4 月 1 日に施行された「個人情 報の保護に関する法律」に基づき、個人情報管理のルー ルを定めた個人情報保護方針を 2005 年 3 月に策定 し、ウェブサイトで公表しています。個人情報の取り 扱いに関する社内マニュアルも作成しており、全事業 場に配布するとともに、常に閲覧できるよう社内の情 報ネットワークでも公開しています。

 また、個人情報に関するお客さまからのお問い合わ せに対応する窓口を広報グループ内に設置していま す。2008 年度は、お客さまからの個人情報に関する お問い合わせはありませんでした。

「企業倫理ヘルプライン」の運用

個人情報保護への対応

反社会的勢力への対応

■企業倫理ヘルプライン

社長

報告 社内調査委員会

(事実確認・原因究明・通報内容の検討)

CSR 担当役員/総務部長/監査役

相談 回答 通報 会社側

対応内容を通知

従業員 (日本製粉/ニップン冷食/オーマイ)

社外 (弁護士)

ヘルプライン受付窓口

連絡

社内

(総務部法務グループ長)

 反社会的勢力に対しては、「恐れず、利用せず、利用 されない」を基本とし、以下の取り組みを行っています。

 ●行動指針に「暴力団や総会屋等の反社会的勢力に対

して毅然とした態度で臨みます。」と定め、全従業 員に配布している「企業社会責任ハンドブック」に 基本姿勢とともに明記しています。

 ●警察などと連携して、平素から情報収集し、事案発

生時に速やかに対処できるよう努めています。

■個人情報に関するお問い合わせへの対応体制

照会

回答

各事業場

調査 依頼

調査 報告 本店

情報 共有

個人情報 管理責任者

●各部、事業  場調査

●調査報告書  作成

(12)

 日本製粉グループは、食品会社として「食の安全・安 心」の確保を第一とし、おいしさや機能性を追求した商 品をお客さまに安定して提供することを通じて、社会に 貢献する「信頼される企業」となることを使命としてい ます。

 この使命のもと、当社グループは、さまざまなステー クホルダーの皆さまからの信頼に応えるためには、「コー ポレートガバナンス」の確立が重要な課題であると認識 し、その実現に向けた経営基盤の整備を進めています。  体制としては、取締役会で重要な業務執行決定と業 務執行監督を行い、執行役員が取締役会の授権のもと 業務執行を行うほか、業務執行にかかわる重要事項の協 議のため、全取締役と執行役員による役員会を設置して います。

 当社の監査役は4名で、うち2名が社外監査役となっ ており、「監査役会」では、監査役会規程に基づき、監査 方針・監査計画・業務の分担などを定めます。各監査役 は監査役会での決定事項に従って、取締役会などの重要 会議への出席、重要書類の閲覧、意思決定過程の監査 を行うとともに、各事業場や子会社の調査を実施するな ど、取締役の職務執行状況を十分に監査できるようにし ています。また会計監査人から、内部統制室と業務執行 の適正性・効率性・リスク管理体制の確立状況などにつ いて監査計画および監査結果の報告・説明を受けるなど、 各々情報交換を行い、緊密な連携を図っています。

基本的な考え方と体制

グループ全体で、信頼性の高い経営体制の構築に

努めています

企業統治と内部統制

 

コーポレートガバナンス

監査役監査の状況

内部統制室 室長

大塚栄一

担当者の声

■コーポレートガナンス体制

 2008 年 4 月からの「財務報告に係る内部統 制報告制度」への対応では、詳細な業務記述書 の作成、問題整理など作業量が多く戸惑うこと もありましたが、本店各部署・事業場・連結子 会社の皆さまの多大なご協力により、日本製粉 グループ全体の財務報告の信頼性を確保する 体制の基礎は確立できました。今後は業務の効 率化など、「08/09 新経営計画 SG100」の目 標も視野に入れ、PDCA サイクルによる改善 に努めていきたいと考えています。

選任、解任 選任、解任

連携

業務執行

取締役、監査役 執行役員が協議

株 主 総 会

取締役会

執行役員

本店

役員会

支店、工場

行動規範、行動指針 業務分掌、決裁手続規程

監査役会

会計監査人

社会・環境委員会

企業倫理ヘルプライン

内部統制室

(13)

12

SUSTAINABILITY REPORT 2009

 日本製粉グループの事業活動を取り巻くリスクは多種 多様であり、リスクの中にはひとたび顕在化すれば、人の 身体や生命に多大な悪影響を与え、当社の経営に多大な ダメージを与える可能性のある「危機」が存在します。当 社グループが事業を継続し安定的に発展していくために は、リスクを顕在化させない対策を十分に講じ、万一危機 に直面した緊急時には、これに適切に対処して、損害の拡 大を防止し、危機を迅速に収

束させることが必要不可欠 であるとの考えから、管理体 制の強化に努めています。

 当社では製品の安全・安心確保を重要課題と位置づけ ています。製品開発過程ではチェック体制の厳格化、ま た、出荷後の製品に関するご質問・苦情に対する体制整 備、さらに万一、製品の欠陥、不適切表示などお客さま に影響する事態が発生したときは事前に定めた基準に従 い、適切な処置を行う体制を整えています。

 「行動規範」「行動指針」に関する重大な違反があり、 人の身体・生命に悪影響を及ぼすような事態、または当 社グループの経営に多大なダメージを与える事態が発生 する可能性(危機)が生じた場合は、「危機管理基本規程」 (2003 年 9 月制定)に基づき、社長が最高責任者、危

機管理の統括部を事務局とした体制を敷き対応します。

 事態が緊急を要する場合は、「緊急時対応計画」に従っ て「緊急時検討委員会」が解決にあたり、特に緊急性が 高いと判断した場合は「緊急時対策本部」を発足させ、 同本部が対応します。緊急事態の収束後は「社会・環境 委員会」が当該事業場に対して改善を指示し、事業場は 改善結果を直ちに報告するという体制を整えています。

 当社では、新型インフルエンザが流行した場合の商品 の安定供給に備え、従来その対応策や備品などの準備を 進めてきました。2009年度は、実際に新型インフルエ ンザの世界的大流行が発生

し、対応を進める中で明らか になったさまざまな課題の改 善を進めます。

基本的な考え方

重要課題

リスクマネジメント体制

事業にかかわるリスクを把握するとともに、

緊急時・災害時などの管理体制を整えています

企業統治と内部統制

 

リスクマネジメント

緊急時対応

新型インフルエンザへの対応

■緊急事態発生時の流れ

竜ヶ崎工場 消防訓練

新型インフルエンザ対策説明会

対策本部事務局

関連部署

報告

改善指示 改善結果を

報告

危機管理基本規程、 緊急時対応計画に よって対応。

対策本部設置までの 応急措置として設置。 緊急性が高い場合に は、対策本部に組織

格上げ。 生産・技術部、品質保証部、広報グループ、お客 様センター、総務グルー プ、法務グループ、工場 その他部門、グループ会社

「社会・環境委員会」が当該事業場に対して改 善を指示。事業場は改善結果を報告。同委員会 は緊急事態再発防止のための見直しを検討。

最高責任者(社長)

社会・環境委員会

当該事業場

緊急時

緊急時検討委員会

緊急時対策本部

収束時

最高責任者(社長)

(14)

お客さま

(最終消費者・食品メーカー)

「食の安全・安心」をお届けします

お取引先さま

(原料・商品仕入先)

公平かつ誠実に接し、相互の 信頼関係のもと、お取引します

株主・投資家さま

適時、適切に情報開示を行い、 株主価値の最大化をめざします

従業員

一人ひとりが能力を 十分に発揮できる 労働環境を提供します

地域社会

地域社会との共生を めざします

社会と日本製粉

(15)

14

SUSTAINABILITY REPORT 2009

 日本製粉グループでは、安全で高品質な商品を安定的 に生産・供給することで、「食の安心」を支えることを最 重要課題として位置づけ、安全管理体制の強化を推進し ています。

 原材料調達から、工場、流通、小売店、そして食卓に 至るまでの安全性管理を追求しています。また、お客さ

まに商品をお届けするまでのプロセスごとに、安全性確 保に向けた管理体制、手法の継続的改善に努めるとと もに、トレーサビリティシステムを確立し、適切な運用を 図っています。

 「食の安全」は保たれていることが常態です。当社グ ループは、日頃の安全管理を的確に行い、変化する社会 情勢と向かい合い、進化する安全管理技術ノウハウを適 用しながら「食の安全」を追求し続ける企業でありたいと 考えています。

基本的な考え方と体制

安全な商品をお届けすることが食品メーカーとして

果たすべき、最低限の、そしてもっとも重要な責任です

お客さまのために~食の安全・安心

社会と日本製粉

■品質保証を担う各組織の役割

営業/お客様センター

各事業部

安全・安心 ご要望・ご提案

報告 報告

調査報告 調査依頼

連携

社外仕入品の 管理、調査

品質管理・生産管理システムの 向上支援、調査

商品の安全と 問題発生時の原因究明

中央研究所

(分析センター)

グループ各工場/委託先・仕入先工場

品質保証部

生産・技術部

(16)

 日本製粉グループでは、お客さまに安心して購入して いただける商品を提供するために、開発から製造、物流 に至る各段階において、品質を保証するためのさまざま な取り組みを実施しています。

商品開発

 家庭用商品を例にとると、営業部門やお客様センター から報告されるお客さまのご要望やご提案を参考に、開 発企画グループと加工技術研究所が商品の開発を進め ていきます。その試作段階においても、お客さまが商品 を使用する状況や方法を想定して、商品の安全性を確認 していきます。

 新規に調達する原料は 「原料規格書」 を生産管理グ ループ、品質保証部、加工技術研究所が内容を吟味し、 必要に応じて詳細な調査と原料メーカーの査察を実施 し、安全が確認されたものを使用しています。

 商品化にあたっては、関係部署が商品情報の表示に誤 りがないか、確認を行います。

 これらのプロセスを経たうえで、当社の関係部署で構成 される開発委員会において、最終的に製造を承認します。

商品の表示情報

 当社グループでは、お客さまが誤認するおそれのない、わ かりやすい、誰もが理解できる商品情報提供に努めています。  法令に則した正確な表示をすることはもとより、お客さ まの視点にたって、より平易な表現にする、図や記号を 活用するなどの工夫を施しています。

 商品に含まれるアレル ギー物質は、専用の欄を 設けて、お客さまに正確な 情報をお届けしています。

原材料受け入れ

 商品の原材料を製造工場に受け入れる時には、受け入 れ検査を実施します。

 さらに、使用前に検査室で、理化学検査を行います。

遺伝子組み換え作物への対応

 当社では、コーン製品の製造も行っています。遺伝子 組み換え作物の混入を懸念されるお客さまもいらっしゃ ることから、原料のコーンについて、分別生産流通管理※

(IPハンドリング)の証明書を入手し、さらに、グループ会 社で検査を行っています。

※分別生産流通管理:IP(IdentityPreserved)ハンドリングともいい ます。非遺伝子組み換え作物を生産、流通および加工の各段階で分別 管理し、その旨を書類によって証明する管理の方法です。

商品の安全と品質保証の取り組み

お客さまのために~食の安全・安心

社会と日本製粉

パッケージのアレルギー物質表示例

原材料受け入れ検査

冷凍食品用原材料の微生物検査

(17)

16

SUSTAINABILITY REPORT 2009

安全査察・異物絶滅月間

 当社グループでは、年間を通じて、生産・技術部、プラ ント部および品質保証部による安全査察を行っています。 2008年度は当社も含むグループ会社6社(17事業場) を対象として実施しました。さらに、過去の商品回収を忘 れない、そして更なる異物混入防止対策を推進すること を目的として、毎年異物絶滅月間を設定し、統一スローガ ンの作成、事業場長によるパトロール、安全査察を実施し ています。

 この活動を通じて、異物混入防止に対する協力会社も 含めた全従業員の意識高揚を図っています。

製造

 当社グループの商品は、厳しい衛生管理基準、製造工 程管理基準を遵守して、製造されています。

●工場入場前の服装チェックやローラー掛け、エアー

シャワーを行っています。

●安全・安心を追求するために、それぞれの商品に応

じて定められた工程管理、工程検査をしています。

●製造工場には、異物の混入を防止するために、製造

ラインに則したマグネット、篩 ( ふるい )、金属検出機、 X線異物検出機などを設置して、商品の安全を確保し ています。

 製造された商品は、出荷前に各工場の品質管理チー ムが検査を行い、商品規格に合致していることを確認 してから出荷されます。

粉粒体資材の篩

金属検出機 服装チェックとローラー掛け

エアーシャワー

記録を取る

(18)

ISO9001/AIBフードセーフティ活動/ HACCP

 当社グループの工場はすべて、ISO9001※1の認証

を取得しています。小麦粉・プレミックス・コーングリッツ・ パスタ、それぞれの業界において初めての取得でした。  さらに、安全な食品をつくるために、AIBフードセーフ ティ※ 2活動による衛生管理を行い、また HACCP※ 3

手法を取り入れた製造を行っています。

※ 1ISO9001:品質保証、顧客満足の向上をめざす、品質マネジメン トシステムに関する国際規格です。

※ 2AIBフードセーフティ:AIB(米国製パン研究所)が米国内及び諸外 国で展開している食品工場あるいは倉庫の食品安全衛生管理の監 査。日本では、日本パン技術研究所がライセンス契約を結び、指導 及び監査を行っています。

※ 3HACCP:食品への食中毒菌汚染や異物混入などの危害発生を予 防するために、衛生管理・工程管理に重点をおいて食品の安全を確 保する管理手法です。

委託先・仕入先

 当社グループが外部に製造委託する商品や仕入商品 については、事前に品質保証部が社内で定めた評価項目 ごとに当該製造工場を検査し、品質管理レベルが当社の 基準に適合することを確認しています。

 製造委託後も、当社とともに品質管理および品質保証 のレベルの向上を図るために、品質保証部が委託先を訪 問し、改善の必要な場合は指導を行っています。

出荷

 製造された商品は、出荷前に各工場の品質管理チーム が検査を行い、商品規格に適合していることを確認して から出荷されます。

 商品を出荷する場合も当社グループでは、異物混入防 止のため、商品や出荷ラインに応じて、マグネット、篩な どを設置して、商品の安全を確保しています。

 また、商品がお客さまのもとに届くまでの物流段階に ついても、適宜、業務管理グループや管理部が物流部門 (物流会社)の改善事項の指示を行うなど、品質・衛生

管理を推進しています。

トレーサビリティシステム

 当社グループでは、原料の受け入れ記録、商品の製造 記録、商品のロット管理など、あらゆる工程で記録管理 を徹底し、トレーサビリティ体制を確立しています。万一 不具合が生じた場合には、原因を特定し、被害が拡大し ないように、原料の入手経路、商品の販売先を速やかに 把握することができます。

お客さまのために~食の安全・安心

社会と日本製粉

出 荷

製 造

■ISO9001 などの認証取得状況

ローリー車

フォークリフトによる積み込み

会社名 事業場名 登録日 規格

日本製粉

千葉工場 1998.04.24 ISO9001 竜ヶ崎工場 1998.06.19 ISO9001 神戸甲南工場 1998.10.23 ISO9001 福岡工場 1998.12.18 ISO9001 大阪工場 2000.06.30 ISO9001 名古屋工場 2001.11.22 ISO9001 横浜工場 2001.12.14 ISO9001 小樽工場 2002.07.05 ISO9001

ニップン 冷食

竜ヶ崎工場 1999.06.18 ISO9001 2000.01.28 HACCP 高崎工場 2000.07.14 ISO9001

オーマイ 厚木工場 1997.04.21 ISO9001

(19)

18

SUSTAINABILITY REPORT 2009

お客さまへ

「お客様センター」の活動

  お客さまからの お 問い合わせ窓口であ る「お客様センター」 は、顧 客 対 応 の より 一層の充実と責任の 明 確 化 を 図 る た め、

2008 年 4 月に広報グループから分離・独立しました。 本店の関係事業部と全国の支店・営業所には、お客様セ ンター兼務者を任命し、センター以外の各部署でもきめ 細かな対応に努めています。

 また、CRM※の考えを取り入れ、データの蓄積などさ

まざまな手段を駆使し、適切、迅速な対応により、お客さ ま満足の向上を図っています。

※CRM:CustomerRelationshipManagement(顧客関係管理、   顧客対応力強化)

広告に関する自主基準

 当社では、「お客さまが必要とする情報の提供を第一 義とし、当社および当社商品・サービスに関して、透明か つ正確でわかりやすい広報・宣伝活動に努めます」と行 動指針に定めています。遵法精神、社会良識、差別・人 権侵害の禁止、環境保全、動物愛護など、広告出稿にあ たって留意すべき項目を明文化した「広告自主基準」を 策定し、この基準に則って、効果的・効率的な広告出稿 を心がけています。

食品事故発生時の対応

 当社では、万一の食品事故発生時には、原因・被害の 状況などの事実確認・分析を行い、お客さまの安全を第 一として、迅速かつ正確な情報開示・再発防止策の策定 と実施を基本方針としています。事故発生時には、「危機 管理基本規程」および「緊急時対応計画※」に従い、被害

拡大防止策を迅速かつ適切に実施します。

※緊急時対応計画:商品不具合による損失を最小化し、各部門が取り組 むべき平常時対策、緊急時対策、緊急事態収束後対策を明確にするた めに定めたものです。

お客さまの声を商品に反映

 CS検討会などを通じて、お客さまの声を反映した商品 の改善を進めています。例えば「オーマイスパゲッティ密 封チャック付き」の開封状態が分かりにくいというご指摘 に対応し、切り取り線と密封チャック部分のデザインを改 善しました。

 これからもお客さまの声を真摯に受け止め、「お客さま 重視」の商品を提案していきます。

お客さま

お客さまへ

年度 苦情(件) お問い合わせ相談・ (件)

合計(件)

2007 1,710 9,086 10,796

2008 1,572 7,802 9,374

CS 検討会の活動

 お客様センターには多くのご意見・ご要望が 寄せられます。これらのお客さまの声を社内に フィードバックするための中心的組織として「C S※検討会」があります。この検討会は開発・品

質・購買・工程管理といった関係部署が参加し て定期的に開催されるもので、商品・サービス の開発や改善に役立てています。

※CS:CustomerSatisfaction(お客さま満足)

■お客様センター対応実績

お客様センター

(20)

公正な取引のための取り組み

 日本製粉グループでは、仕入者、購入者としての地位 を利用して不当な要求をすることや、代金の支払いを理 由なく遅延することは、「独占禁止法」や「下請法」に抵 触することを認識し、仕入先との取引を行う場合には、誠 実かつ適切な交渉、公平な判断を行うことを全従業員に 徹底しています。

購買基本方針の策定について

 当社グループは 2007 年 12 月、購買業務の手順明 確化と公正な取引を徹底するため、「購買基本方針」を 策定し、当社ウェブサイト上で公開しました。

お客さまおよび

 お取引先さまへの情報提供

 当社では、お客さまおよびお引取先さまの、衛生・品 質管理のレベルアップを図るお手伝いをしています。  また、食品の安全性を高めるための情報提供を行って います。

購買基本方針に基づく公正・誠実な取引や情報提供を通じて

お取引先さまとの信頼構築に努めています

お取引先さまとともに

社会と日本製粉

取引における指針

 長崎県新上五島町で開催された 「五島うどん フェスタ」 において、五島手延べうどん振興協議 会から感謝状をいただきました。

 同協議会は、県特産品の 「五島うどん」 の認知 と拡売を目的に設立され、統一ブランド麺を製造 しています。

 2007年の同協議会発足以来、衛生管理認証 制度の立ち上げに協力、その後も生産者の個別 指導や統一生産基準書作成などの指導をつづけ てきたことが評価されました。

 今後も継続して、同協議会に協力してまいり ます。

品質保証部 主席

関川哲夫

担当者の声

購買基本方針

 当社は、安全・安心の商品を製造しお客さまにお届け するには、安全な原材料の安定的仕入、円滑な物流・配 送体制サービスの維持が前提であり、お取引先さま(原 材料・商品仕入先)とルールに従い取引すること、信頼関 係の構築が必要不可欠であると考えております。  当社は、次の方針で購買活動を実践します。

1.お取引先さまに対して公平かつ誠実に接します。 2.お取引先さまの選定・取引継続は、品質・価格・企業

の信頼性・安定供給の可能性・環境保全など総合的な 判断に基づいて決定します。

3.商品の原材料の安全・法適合を常に確認します。 4.取引条件を明示し、原則として、契約は文書にします。 5.取引に関連して得た秘密情報は、漏洩のないよう厳重

に管理します。

(21)

20

SUSTAINABILITY REPORT 2009

適切な利益配分を実施し、IR 活動の3つの指針に基づいて

適時適切に情報を公開しています

株主・投資家さまとともに

社会と日本製粉

利益配分

IR活動の指針

事業のご報告

株主総会

機関投資家向け説明会

年度 2004 2005 2006 2007 2008 連結資本利益率 5.74 5.26 4.16 3.97 5.40 個別配当性向 31.10 33.10 41.57 32.08 31.20

■連結資本利益率・個別配当性向 (%)

対象株主 毎年 3 月 31 日現在の株主名簿および実質株 主名簿に記載された 1,000 株(1 単元)以上 の株式を保有する株

主さま

優待内容 各 株 主 さ ま に 一 律 3,000 円 相 当 の 当 社商品を贈呈 贈呈時期 6 月中旬 株主優待制度の内容

株主優待品

 日本製粉は利益配分について、企業体質の強化および 今後の事業展開・経営環境などを考慮した安定的かつ継 続的な配当の維持を基本とし、株主の皆様への利益還元 も重要な経営課題と考えています。フリ-・キャッシュ・ フロ-※は事業拡大や企業価値向上のために、投資効率

を考えた活用をしていきます。2008 年度の配当は、連 結業績および財務状況を総合的に勘案し、普通配当 1 株 当たり7 円にオ-マイ株式会社合併 20 周年の記念配当 1 円を加え、年間 8 円としました。

※フリー・キャッシュ・フロー:企業が本来の事業活動によって生み出す キャッシュ・フローです。

 当社は、資本市場との 長期的な信頼関係を構築 し、株主価値の最大化を 図るために、IR活動の3つ の指針を定めています。

株主総会の開催

 当社は、株主さまが充分に議 案を審議したうえで議決権を行 使できるよう、招集通知の早期発 送に努めています。株主総会当 日は、開会前に当社への理解を

深めていただくために商品展示を行っています。また総 会中はモニターを活用して説明画像を皆さまにご覧いた だけるようにしています。

 2009 年 6 月の株主総会は、昨年度に続き株主さまが 出席しやすいよう広い社外会場で開催し、説明画像の質 的向上を図りました。

機関投資家向け説明会の実施

 当社では、アナリストなど機関 投資家向けの決算説明会を年 2 回 (5 月下旬、11 月下旬 ) 開催し ています。説明会は、毎回 70 〜 90 名の方が出席され、活発な質 疑応答が行われています。

株主優待制度

 当社では、株主の皆さまのご支援に応え、当社商品の ご利用を通じて当社をより一層ご理解いただくことを目 的に、株主優待制度を導入しています。

株主価値の最大化

株主・投資家さまとの 信頼関係の構築

開かれたIR活動 わかりやすいIR活動 組織的なIR活動

1 2 3

(22)

 日本製粉では、従業員の人格・個性を尊重するととも に、一人ひとりが能力を十分に発揮できる労働環境を提 供するために、企業風土の醸成、各種制度の整備に努め ています。

人材雇用

基本的な考え方

 当社では、雇用関係について、「会社の発展」と「従業 員の成長」とを同時に実現し、会社と従業員がともに幸 せになる関係でありたいと考えています。

 また、長期的・安定的な雇用機会を創出することは、 社会、経済を活性化させるため、企業にとって重要な役 割であり、社会的責任の一つと考えています。

新卒・中途採用

 当社では、従業員の採用にあたって「素直さ」や「問題 解決能力」などのいくつかの特性を兼ね備えている人材 を求めています。このため採用時の選考では、グループ ディスカッションや面接などを複数回設け、人物重視の選 考プロセスにしています。

 また、近年では、雇用環境の流動化を背景に、中途採 用にも積極的に取り組み、社会の変化に対応できる柔軟 な適応力を持った多様な人材の確保に努めています。

高齢者雇用の推進

 当社では、60 歳定年退職者を再雇用する「エルダー スタッフ制度」を2001 年 4 月から運用しています。  この制度は「会社として有用な高齢者の技能・技術の 活用を図る」ことを目的としたもので、「定年退職後、業 務に従事できる、健康で業務遂行に必要な意欲、知識、 能力のある者で、会社が認めた者に対し、定年退職後 1 年間雇用する」という内容です。

 現在は 64 歳まで勤務できる制度としており、発足以 来の利用実績は延べ 47 名となっています。

障がい者雇用への取り組み

 当社では、障がい者が働きがいをもって仕事に取り組 めるよう、一人ひとりに適した職場への配属を行ってい ます。また、職場と連携して定期的に個別面談を実施し、 長期的な定着に向けたフォローを推進しています。  2008 年度の雇用率は 1.80%となり、法定雇用率に 達しました。今後も継続的に採用活動に努めていきます。

契約従業員制度の活用

 当社では、多様な雇用形態で働く従業員にそれぞれの 意欲や能力を充分に発揮してもらうため、正規雇用の従 業員への転換が可能な契約従業員制度を設けています。

従業員の人格・個性尊重の基本方針

一人ひとりが十分に能力を発揮できるよう、

さまざまな制度を整えています

従業員とともに

社会と日本製粉

■採用人数の推移

■雇用形態の内訳(出向者を含む)

契約従業員 57名

契約スタッフ26名

パートタイマー31名 従業員

1,050名

合計 1,107名

(名)

新墬男性 新墬女性 中途男性 中途女性

0 20 40 60

2005

2004 2006 2007 2008(年度)

28 33 28 30 28

12 13

11 8

46 54 54

11 6

47 1

1

2 44

5 8

55 55

3 3

7 8

■エルダースタッフ採用人数の推移

年度 2004 2005 2006 2007 2008

参照

関連したドキュメント

[r]

[r]

[r]

[r]

[r]

て処分されているフェノール樹脂廃棄物の大量(5万トン/年)を考えるとき、今後の排水性舗装の表面強化処

教育 知識の付与(規程、手順の理解) 経験 業務経験年数、監査員経験回数等 訓練 力量を付与、維持、向上させること 職位

会員 工博 金沢大学教授 工学部土木建 設工学科 会員Ph .D金 沢大学教授 工学部土木建 設工学科 会員 工修 三井造船株式会社 会員